中古ジュエリー市場は、うまく選べば「装飾品」としてだけでなく「資産」としての価値を兼ね備えた買い物が可能です。
中でも注目されているのが“原価率”の高いアイテム。
この記事では、コスパに優れた中古ジュエリーを選ぶうえでおすすめのブランドやアイテム、避けるべきポイントを解説します。
最もおすすめなアイテム
中古ジュエリーで最もおすすめできるアイテムは、カルティエのトリニティリングです。
中古市場では原価率90%を超えるものが多く見つかります。
カルティエのトリニティリングとは?
3つのリングが絡み合ったデザインでK18のピンクゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールドで構成されています。
シンプルなデザインで男女問わず人気があり、ユニセックスなジュエリーです。
おすすめの理由
- 18金で構成されており、重量も比較的重いものが多い
- シンプルなデザインのため、宝石付きのように地金重量が不明になることがない
- カルティエというブランド価値があるためリセールバリューも高い
- 中古市場に流通が多い
中古で状態が良くないものが多く、市場を見ていれば原価率100%以上の商品が見つかることもあります。
原価率が高いおすすめのアイテム
カルティエ ラブリング
Au750(18K)で作られているものが大半ですが、ときどきプラチナ950で作られているものもあります。
重さと販売価格だけ見て判断せず、素材も確認しましょう。
ダイヤモンドは埋め込まれていない方が、原価率が高くなる傾向があります。
ティファニー オープンハート
Au750で作られているものがほとんどです。
ネックレストップだけの場合の方が原価率が高くなる傾向があります。
ティファニー アップル
Au750で作られているものとAg925で作られているものがあります。
ネックレストップだけの場合の方が原価率が高くなる傾向があります。
- リング(指輪):
最もおすすめ。サイズが小さくても金重量があり、状態確認もしやすい。ブランド品でも状態の良い中古が多く、選択肢も豊富です。 - ネックレストップ(ペンダントトップ):
小ぶりなものは原価率が良いものもあり、ブランドロゴ入りでリセールも狙える。チェーンが別売りの場合が多いので、地金量の正確な把握が可能。 - ネックレス(チェーン付き):
おすすめしません。
チェーン部分が極細で金の重量が少ない割に価格が高くなる傾向があり、原価率が低くなりやすいです。
避けるべきアイテム:宝石付きジュエリー
宝石付きのジュエリーは、見た目の華やかさに反して資産性が低くなる可能性が高いです。
理由:
- 地金の正確な重量が不明(石の重さが含まれるため)
- 宝石の価値が価格に上乗せされているが、その評価は曖昧
- 市場での再販価格が安定しない
特にダイヤモンド付きの指輪などは、「見た目は豪華でも原価は低い」ということが珍しくありません。
まとめ:中古ジュエリーは“地金重視”で選ぼう
項目 | おすすめ度 | 理由 |
---|---|---|
カルティエ トリニティリング | ★★★★★ | 高原価率、ブランド力、シンプルで判断しやすい |
ティファニー シンプルリング | ★★★★☆ | ブランド力あり、地金量の判断が可能 |
ネックレストップ | ★★★☆☆ | 小さくても原価率が良い場合がある |
宝石付きジュエリー | ★★☆☆☆ | 地金の重さ不明、原価率不明瞭 |
ネックレス(チェーン付き) | ★☆☆☆☆ | 原価率が低く、資産性が薄い |
中古ジュエリーを選ぶときは、「見た目」よりも「素材」に注目することが成功のカギです。
資産性と実用性を兼ねた賢い買い物をするなら、カルティエのリングをはじめとしたブランドのシンプルな18金リングが最もおすすめです。